いよいよ暑さも本格化してきました。そこで気を付けたいのが『夏バテ』。今回は、夏バテを未然に防ぎ、全力で夏を楽しみ乗切るための知識を少し紹介しようと思います。
夏バテの原因は、体力の消耗による疲労が多いと言われているようです。炎天下のなか仕事や運動をすることにより体力を消費し、さらに、水分・栄養・睡眠不足などが重なることで引き起こされます。
夏バテの主な症状としては、『ダルさ』が挙げられます。身体中だるいという状態は、夏バテの可能性があるということです。さらに、食欲不振や、睡眠不足が重なり、体内のタンパク質の消費に供給が追いつかなくなることで、長期にわたって『ダルさ』が残り続けることも夏バテの症状です。
基本的な対策は「しっかり休息を摂ること」です。この記事では、その中でも特に重要な『食事』に関する夏バテ対策を紹介するので、参考にしてください。
具体的な食材を紹介する前に、まずは、夏バテ対策のために摂取するべき栄養素を3つ紹介させていただきます。
ビタミンB1は、エネルギーを生みだす時に必要なビタミンと言われています。つまり、疲労回復に役立つビタミンです。疲労がたまると夏バテになりやすいので、積極的にビタミンB1をとってエネルギーを蓄えましょう。
主な食材:
豚肉・大豆・うなぎ
ビタミンCは抵抗力を高めてくれる効果があります。夏の暑さによる睡眠不足はストレスに繋がり、自律神経の崩れ、胃腸の働きの低下を引き起こすため、抵抗力を高めるビタミンCを摂ることは、夏バテ予防に必須なのです。
主な食材:
ゴーヤ・トマト・かんきつ類
聞きなれないビタミンPですが、血圧上昇の抑制、血中中性脂肪の分解などの効果があります。その他にも、先ほど紹介したビタミンCを安定化して持続させる働きがあります。夏バテ予防に、ビタミンCを効率よく利用するためにも、同時に取り入れるべき栄養素です。
主な食材:
トマト・ブロッコリー・そば・かんきつ類
いよいよ具体的な食材について触れていきます。ぜひ参考にしてみてください!
高たんぱく・低脂肪というヘルシーな食材です。先ほど紹介したビタミンB1も入っています。またB1だけでなく、A、B2、B12、鉄分などが含まれており、レバー並みの栄養価の高さです。貧血予防にもなる、まさに、万能型の食材です!
こちらもビタミンB1を多く含んでいる食材です。部位によって多少の差異はあるものの、ビタミンB1の含有量は、鶏肉や牛肉の5~10倍もあるらしいです!まさにスタミナの宝庫。
ご存じの方がほとんどかもしれませんが、うなぎは夏バテ対策にうってつけの食材です。ビタミンA、B1、B2、D、EやDHA、EPA、ミネラル(鉄、亜鉛、カルシウム)、、、いったいどれだけ栄養素あるんだい!?!?と言いたくなるくらい栄養満点なんです。
先ほど紹介したビタミンCおよびビタミンPを多く含む食材です。抵抗力を高めてくれます。そのため、リコピンの恵み『トマト』は夏バテ対策に必須の食材です。苦手な人は、トマトジュース等で補給してみてください。
クエン酸、リンゴ酸を多く含む梅干し。胃腸を正し代謝を促したり、血液の流れをよくしてくれたりと、睡眠不足等でダメージを受けた身体を癒してくれます。まさにおばあちゃんの優しさのような食材です。