この世には、「高級料理しか食べたことないです~」みたいな舐めたヤツが存在する。まさに資本主義社会。私は、決意しました。そんなヤツらを、薄汚いけど安くてめちゃくちゃウマい下町の大衆料理店に連れて行くことを。そして、そのすばらしさを体感させることを。
『銀座系美女を大衆料理店に連れて行こう』シリーズの第3弾です!今回はなんと、あの銀座系美女からお誘いの連絡が入りました。今回はいつもに増して無茶ぶりがすごかったです。それではその一部始終をご覧ください。
※銀座系シリーズはこちらから!
銀座系美女:
都内の大学に通う女子大生。週末はクルーザーやらリムジン女子会。食事しに行く場所は銀座。金銭感覚ぶっとび気味。インスタのフォロワー5000人越えのちょっとした有名人。
下町系男子(僕):
奨学金で大学に通うまじめな苦学生。下町生まれ下町育ち。蒲田が大好き。極端にケチ。地味でもなく派手でもなく、いわゆる普通の学生。銀座系美女と同じ大学。
2人の関係:
試験期間に真面目に授業を受けていたら、突如、とんでもなく美しい女性に「ノート、コピー取らせてもらえますか?」と、声をかけられた。僕は美人と話せてテンションが上がっていたのと、もしかしたらイイことがあるかもしれない、という柔い下心から、これまで必死に書いてきたノートを彼女に貸した。それ以来、僕と銀座系美女はそこそこ仲が良い。いわゆるパシリからのスタートで、今では、銀座系美女シリーズを経て仲良くなり、普通にお友達として接している。
ある日突然、銀座系美女から連絡がきました。「私を楽しいところに連れて行って!」と。前回までのシリーズでそこそこ楽しんでもらえたのかと思うと嬉しい限りですが、なんともザックリとしたオーダー。。。
突如、銀座家美女からLINEがきました。
銀座系美女:「私を楽しいところに連れて行って!」
下町系男子:「え、急にどうした!?まあいいけど、どこにいきたいんだ?」
銀座系美女:「それを決めるのは下町君でしょww」
下町系男子:「えw うーん、またはしご酒とか?」
銀座系美女:「あ、それもいいんだけど、実はイマ、胃腸炎なんだよねw」
下町系男子:「え、どゆこと!?!?」
すると、なにやら写真が届きました。
今日はこれしか食べれない、というメッセージ。お酒はもちろんNGです。それにもかかわらず、ご飯たべに行こうといってくるあたり、無茶ぶりが激しすぎる。。。ちなみに、おぼんでごはんも大戸屋も、チェーン店はつまらないと一掃されました。
下町系男子:「わざわざ胃腸炎の日にムリして出かけなくてもよくない?」
銀座系美女:「いやだ。でかけたいの!連れてって!」
下町系男子:「うーん。。。じゃあなんか考えとくよ」
銀座系美女:「よし!さすが!楽しみにしとくね♪」
憂鬱。とにかく、憂鬱でした。胃腸炎の人を食事に連れて行った経験は当然ありません。未知の領域です。おとなしく家でねてればいいのにと思いましたが、そこは言いませんでした。いや、言えませんでした。
『平和島』とは、平和島競艇で有名な場所です。蒲田から電車で10分以内で、大田区に位置しています。ここなら、平和島競艇もあるし、BIGFUNという大きな商業施設もあるし、平和の森公園という大きな公園もあるし、ふるさとの浜辺公園という人口浜辺もあるし、、、なんとかなるだろう。と思っていたのです。しかし、平和島エリアの飲食店については全く知識がなかったので、内心ビビってました。
午後7時ごろ、無事に銀座系美女が京急線平和島駅に到着しました。
銀座系美女:「あとどれくらいでつくのー?てか、どこでたべるの?」
下町系男子:「ちょっとまってな。いまさがしてるから!」
平和島の弱点。それは、どこへ行くにも駅から遠いということです。先ほど紹介したスポットにいくには、すべて15分くらい歩くことになります。病人を15分歩かせるとは、、、後から後悔しました(笑)
しばらく歩き回り、もう駄目だと思ったその瞬間、救世主が現れました。
下町系男子:「お、あれとかどぉ?いい感じの雰囲気じゃない?」
銀座系美女:「うん!たしかに!しかもみて!おでんだって!!!」
下町系男子:「いいじゃん!おでんなら食べれそうかな?」
銀座系美女:「うーん、わかんないw でも、いけそう!ここにしよ!」
とりあえず、ひと安心しました。本当に諦めかけたその時に、目の前に現れたのです。もちろん1度も訪れたことのないお店です。しかし、お店の店頭メニューに『味噌汁』がはいっていたことに気づいた私は、勝利を確信しました。
銀座系美女:「わー、なにこれかわいい!おでんだー!!」
下町系男子:「(相変わらず『可愛い』一点張りのボキャ貧だな)ほんとだー!かわいいね」
たしかに、おでんのセットがドーンと目の前に置いてあるカウンター席に通してもらったので、その迫力はとてつもなかったです。
こちらが実際に銀座系美女が食べたおでんです。これぞ、胃腸炎メニューだ!!!これに加えて、味噌汁を注文してました。
銀座系美女:「え、味噌汁あるじゃん!」
下町系男子:「そうなんだよな。表に書いてあったわ」
銀座系美女:「え、早くいいなさいよ!注文だわ」
下町系男子:「そんなのみたかったんだねww」
銀座系美女:「LINEで送った画像にも書いてあったでしょ!あれみてから居酒屋で味噌汁飲んでみたくなったんだー」
なんだかよくわかりませんが、奇跡的に、彼女のニーズは常につかめているようです。まさに救世主的なお店でした。ちなみに僕は、銀座系美女がゆっくり食べている姿を横目に、焼きおにぎりやらチキンやら、卵かけごはんやら、、、ガッツリ食べてました(笑)おいしかったです!というよりも、おかみさんがめちゃくちゃ優しかったです!ありがとうございました!
突如誘われ、胃腸炎メニューを考えさせられました。個人的には、自分のキャパを大幅に広げられた気がします。胃腸炎になっちゃったけど外食したい!という方がいらっしゃいましたら下町系男子まで連絡ください。
また、今回は過去最大級に銀座系美女とガチトークをしました。滞在時間は3時間くらいでしょうか。その中で明らかになったことは、銀座系美女はもう、下町系の大衆料理店の良さを理解しつつあるということです。
『下町の良さを理解させる』という第1フェーズは終了です。あとは銀座系美女を下町の虜にさせることと、新規の舐めた貴族を下町につれていくことです。まだまだ下町系男子の戦いは続く。。。
To Be Continued…
今回行ったお店は、こちら!
酒々彩菜(さささいさい)
所在地:東京都大田区大森北3-40-9 1F
TEL:03-3765-0023
営業時間:18:00 ~ 24:00 ※木曜定休
gourmemory(グルメモリー)とは、gourmet(グルメ)とmemory(メモリー)を合わせてつくった造語で、このサイトの名前です。
人と人とをつなく最高のコミュニケーションツールは『食事』だ!と思い、このサイトをつくりました。
まぁ、そんな大層な理由は、半分本当で半分は嘘ですww
実際は、飯が好きなので、うまそうな飯について記事を書いているだけです。このサイトをみて「うわ!なにこれうまそっ!」って思う人が増えたらうれしいなって思います。
インスタもやってるので興味があったらフォローしてくださいな。
インスタグラム:https://www.instagram.com/gourmemory/