この世には、「高級料理しか食べたことないです~」みたいな舐めたヤツが存在する。まさに資本主義社会。私は、決意しました。そんなヤツらを、薄汚いけど安くてめちゃくちゃウマい下町の大衆料理店に連れて行くことを。そして、そのすばらしさを体感させることを。
銀座系美女をはじめとした金持ち貴族に、大衆料理店の良さを伝えるために始めた下町系男子シリーズ。しかし、今回は立場逆転。僕・下町系男子が貴族系パーティに招待され、そのすごさを体感させられました。
ある日、南青山系美女から連絡がきた。内容は「銀座系美女のバースデーパーティをしよう!」というもの。正直、オシャレで高級なお店に連れて行かれることが目にみえていたので一瞬躊躇したが、断る理由もなかったので、とりあえず、参加することにした。
銀座系美女:
都内の大学に通う女子大生。週末はクルーザーやらリムジン女子会。食事しに行く場所は銀座。金銭感覚ぶっとび気味。インスタのフォロワー5000人越えのちょっとした有名人。
下町系男子(僕):
奨学金で大学に通うまじめな苦学生。下町生まれ下町育ち。蒲田が大好き。極端にケチ。地味でもなく派手でもなく、いわゆる普通の学生。銀座系美女と同じ大学。
南青山系美女:
美意識高め。てか、高い。元気で明るい性格。綺麗なのに愛嬌がある、まさに最強の女性。銀座系美女と出身高校が同じ。つまり、彼女もまた、貴族。
3人の関係性:
銀座系美女から紹介されたのが南青山系美女。なぜ下町育ちで普通の大学生である僕が、ド派手にゴシップガールのような生活を送る彼女たちと仲良くできているかというと、アクティブに生活することが好きだから。未知に挑み続ける、それを楽しむ、という共通項のおかげで仲良くさせていただいております。
今回の主要メンバーはこちらの3名。その他に登場するメンバーについては、その都度紹介していきます。
下町系男子はこれまで、ひとの誕生日をサプライズで祝ったことなど一度もない。「おめでとう」って言ったことくらいはあるが、サプライズなんてめんどくさいし、そもそも、なにをすればいいのかわからない。そんな中で行われた銀座系バースデーパーティ。果たしてどうなることやら。。。
【LINE】
南青山系美女:「下町くん、銀座系美女のバースデーパーティしようよ!」
下町系男子 :「お、そうかそろそろ誕生日なのか~。どんなことするの??」
南青山系美女:「実は、まだ決めてないw 明日考えます!笑」
下町系男子 :「お、おうw 待ってます!」
このときは軽い気持ちでした。おそらく南青山系美女がすべてセッティングしてくれるだろう。自分はそれに従うだけだ。唯一の不安といえば、日ごろ行かないような高級料理店に行くことによって、ナイフとフォークすら上手く使えないことがバレてしまう、ということくらいだった。
【LINE】
南青山系美女:「決まったよ~。とりあえずケーキは銀座系美女の写真をプリントしたケーキにするとして、あとはどうやってお店に呼び出すかなんだけど、ちょっと下町くん協力してくれる??」
下町系男子 :「ケーキに写真!?そんなことできるのかいまの時代!ん?協力?なにするの??」
背中に悪寒。協力。。。だと。。!?ケーキに写真もよくわからんが、協力するということもよくわからん。だいじょうぶなのか。。。
南青山系美女:「一緒に遊ぶ約束して、バースデーパーティだと悟られないようにしながら、お店まで連れてきてくれない?お店で他のメンバーと一緒に待機してるから!」
下町系男子 :「#$=%&&%#”=$%!!」
まさかの大役!?適当に席に座って「おめでとー」って言えばいいだけかと思っていたのだが、そう簡単にはいかないようです。今回の主役・銀座系美女と嘘の約束をし、貴族たちが待つリッチなお店になにも悟られることなく誘導することが僕の仕事でした。荷が重すぎる。。。
普通に遊ぶ約束をして、夕方19時ごろ、神谷町の駅に集合した。銀座ではないが、神谷町も僕からしたらハードル高い。そもそも、都心で遊ぶことの少ない下町系男子が神谷町なんかで待ち合わせしたらすぐにバレてしまうんじゃないかと思ったが、そこはサプライズ慣れしてる南青山系美女がフォローしてくれた。『3人で遊ぶ約束だったが、南青山系美女だけ遅刻してしまっている』という呈にして、銀座系美女と下町系男子だけで先にいってて~!的な展開をつくりだしてくれたのだ。ありがたい。
下町系男子:「よお。最近よく会うなw」
銀座系美女:「そうだねw てか、下町くんと神谷町って違和感w」
会って早々軽くディスられましたが、そうです。銀座系美女シリーズの記事を書くためにここ最近、彼女と会う機会は多めです。ちなみに、銀座系美女シリーズは、こちらから飛べます!
下町系男子:「南青山系美女、自分で場所指定しといて遅刻ってなんだよなw」
銀座系美女:「そうだねw でも実際、私もひとのこといえない(笑)」
そうなんですよ。みなさん。『貴族は時計をよめない』これは主観ですがほぼ間違いないです。必ずと言っていいほど、遅刻してきます。今回の南青山系美女の遅刻はサプライズの一環ですが、だいたいいつもはリアルに遅刻してきます。
下町系男子:「ま、とりあえずいってみますか!」
南青山系美女から目的地の住所は送られてきていたので、そこを目指して歩き始めることにしました。このとき、どんなお店にいくのか、なにをするのか、銀座系美女はなにもしりません。僕たち3人は当日までノープランで行動することが多いので、こんな感じでも、怪しまれることはないのです。不安に感じていた誘導役でしたが、上手くいきそうです。
今回はカジュアルな感じのお店にした!という南青山系美女の言葉を信じて向かったが、ついてみるとそうでもなかった。いうならば、海外リゾートで優雅に食事をしているような感じ。東京タワーの真下にあって、その眺めはまさに絶景。「これが貴族か」と感じた瞬間でした。とにもかくにも、無事銀座系美女を目的地まで連れてこれてホッとしました。
下町系男子 :「地図によると、、このへんかな。あ、あった多分あれだ!」
銀座系美女 :「おー、たのしみ~」
与えられた住所をもとに、無事、銀座系美女を目的地まで連れて行くことに成功しました。
貴族一同 :「銀座系美女~!!ハッピーバースデー!!!」
お店のなかに入るとあれよあれよと貴族たちが声をあげていました。これには銀座系美女も驚いたようです。
銀座系美女 :「え、今日は3人で遊ぶんじゃなかったの?」
南青山系美女:「実は、、、今日は銀座系美女のサプライズバースデーパーティでーす!」
銀座系美女 :「えーー!すごーーい!ありがとう!めっちゃうれしい!」
銀座系美女は驚いていました。そして、喜んでいました。しかし、最も驚いていた人物は、何を隠そうこの私・下町系男子です。
サプライズする側の人間のはずでしたが、正直、驚きを隠せなかったです。南青山系美女から、「今回は少人数でパーティする」ということを聞いていたので少し安心している自分がいましたが、ふたを開けてみると10人弱の美女が並んでおりました。それも、おそらく、全員貴族。さらに、男性は僕1人。『男ならそんな環境ウハウハじゃねーか!』という声が聞こえてきそうですが、そうは感じれません。男1人というアウェー感と庶民1人というダブルパンチのアウェー感をひしひしと感じながら席につきました。
写真をとる技術が欠けているのと、「暗かったから」という言い訳をさせてください。この写真は直視するよりも、三段階くらい『美味しそうレベル』落ちちゃってます。
西欧系美女: 「あはは!楽しいね~。銀座系美女、お誕生日おめでと~」
なぜ西欧系なのかというと、西欧人男性とばかり関係をもっているから。スウェーデン人の彼がどーだとか、ドイツ人の彼がこーだとかいつも言ってます。彼女からきいた衝撃的な言葉は「日本人の男の子ってどんな感じなのー?」。いや、あんた日本人だろまず。
Kawaii Lover:「コレ、トッテモ、カワイイ!!!写真トリタイ」
日本の”可愛い文化”をこよなく愛する外国人留学生。日本語上手。もちろん口癖は、”かわいい”。
ひとりひとり紹介すると誰がだれかよくわからなくなりそうだからこのへんでやめておこう。要は、キャラが濃いってことだけを伝えたかったです。
Kawaii Lover のヒトコトをきっかけに、撮影タイムがスタートされました。女の子が集まると必ず訪れつ撮影タイム。そのとき僕は何をしているかというと、、、黙ってひたすら飯を食っていました。
【心の声】
下町系男子:「(せっかく銀座系の店に来たんだ。食わんでどーする!)」
下町系男子:「(ん、てか、少量ずつでてくるな~。これがコースとやらか)」
下町系男子:「(蒲田の店の半分くらいの量だろこれ!)」
下町系男子:「(あ、でも、チビチビでてくると意外とお腹いっぱいになるんだな)」
下町系男子:「(あー、やっぱうめぇんだなー。そりゃそうか)」
なんだかんだで色々と学びました。そして、銀座系美女が蒲田に来た時に発していた「銀座系のお店は下町系のお店の10倍の値段なんだから、美味しくて当たり前」という印象的な言葉を思い出しました。
下町系男子:「(こっ、これが、、、10倍の値段の味か、、、)」
そんなこんなで、私は、みなさんが撮影会をしてらっしゃる間に食事を楽しむことだできました。脱アウェイ感です。
下町流の誕生日の祝い方。それは、顔面にパイ投げつけたり、川に落としたり、ケツバットしたり、そんなとこだと思います。しかし、彼女たちはそんな野蛮で下品なことはなさらないようです。サプライズでケーキ出したり(顔には投げない)、プレゼントをあげたりしてました。
できることなら銀座系美女の顔面にケーキをぶち当ててやりたかった。しかし、それは周りの空気的にできませんでした。他のメンバーが、ティアラやカバン等とにかくキラキラしたものをプレゼントとして渡している中、「オリィヤッ!!!」といってケーキをぶち当てる勇気は僕にはなかったです。
しかし、代わりに下町っぽいプレゼントは用意していきました。こちらです!
モアイのティッシュ箱。見覚えある人もいるかもしれません。これは『銀座系美女を薄汚い下町の焼肉屋に連れて行ってみた。』の時に江古田の焼肉店に設置されていたあのモアイと全く同じものです!奇跡的に巡り合うことができたので、購入してプレゼントとして渡しました。
1人だけすこしテイストが異なるプレゼントになりましたが、それはそれで喜んでいました。いや、むしろ、他のプレゼントよりも反応は大きかったと思います。意外性って大事なんだなって思いました。
今回はあまり食事について書きませんでしたが、普通においしかったです。ただそれよりも、景色が素晴らしかったという印象です。そして、今回銀座系のお店に呼ばれてわかったことは、『たまにならこういうお店にいってみるのもアリ』ということ。『蒲田、蒲田、蒲田、蒲田、銀座』くらいのペースだと、結構楽しめるんじゃないかなと思います。これからも、下町代表として、たまーに、オシャレなお店もいってみます。。。
今回行ったお店は、こちら!
Terrace Dining TANGO
所在地:東京都港区芝公園3-5-4 渋澤ビル 1F
TEL:03-5733-6866
営業時間:【月~土】11:30~14:00 Lunch(L.O14:00)
17:00~23:30 Dinner(L.O23:00)
【日】 11:30~16:00 Lunch(L.O15:00)
17:00~22:30 Dinner(L.O21:30)
gourmemory(グルメモリー)とは、gourmet(グルメ)とmemory(メモリー)を合わせてつくった造語で、このサイトの名前です。
人と人とをつなく最高のコミュニケーションツールは『食事』だ!と思い、このサイトをつくりました。
まぁ、そんな大層な理由は、半分本当で半分は嘘ですww
実際は、飯が好きなので、うまそうな飯について記事を書いているだけです。このサイトをみて「うわ!なにこれうまそっ!」って思う人が増えたらうれしいなって思います。
インスタもやってるので興味があったらフォローしてくださいな。