久しぶりの銀座系美女シリーズです。なんと、今回の主役は、下町系男子!!!
銀座系美女シリーズとは、シンプルにまとめると『金持ち貴族の女を、下町の薄汚いけど安くてウマい料理店に連れて行ってみよう!』という企画です。
なんのこっちゃい!もっと詳しく知りたい!って人は、ぜひこちらから銀座系美女シリーズを読んでくださると幸いです。
銀座系美女:
都内の大学に通う女子大生。週末はクルーザーやらリムジン女子会。食事しに行く場所は銀座。金銭感覚ぶっとび気味。インスタのフォロワー5000人越えのちょっとした有名人。
下町系男子(僕):
奨学金で大学に通うまじめな苦学生。下町生まれ下町育ち。蒲田が大好き。極端にケチ。地味でもなく派手でもなく、いわゆる普通の学生。銀座系美女と同じ大学。
2人の関係:
試験期間に真面目に授業を受けていたら、突如、とんでもなく美しい女性に「ノート、コピー取らせてもらえますか?」と、声をかけられた。僕は美人と話せてテンションが上がっていたのと、もしかしたらイイことがあるかもしれない、という柔い下心から、これまで必死に書いてきたノートを彼女に貸した。それ以来、僕と銀座系美女はそこそこ仲が良い。いわゆるパシリからのスタートで、今では少し成り上がり、普通にお友達として接している。
いつもと同じく、僕は、銀座系美女に下町の良さを伝えるために、夕暮れ時に下町へと足を運びました。下町の夕暮れはとってもきれいです。昭和のようなレトロな雰囲気に(実は僕は平静生まれですが)心が癒されます。
2人とも午前からハードに活動していたこともあり、下町に到着した頃にはお腹ペコペコでした。
銀座系美女:「お腹すいたね。今日はどんなところに連れて行ってくれるの?」
下町系男子:「うーん。ハンバーグなんてどうだい?」
銀座系美女:「えー、ハンバーグは気分じゃないなー」
下町系男子:「じゃあ、寿司かイタリアン!どっちがいい?」
銀座系美女:「どっちも嫌だ」
なんなんすかね。こういう女って腐るほどいますよね。「なに食べたい?」って聞かれて「なんでもいい」っていうと怒るくせに、「これ食べたい」って指定すると今度はそれを拒否るパターンの女。まさにそれですよ。
ふらふら歩いてみると焼き鳥屋の看板が現れたので、提案してみました。
下町系男子:「あれは?焼鳥屋。うまそうじゃない?」
銀座系美女:「よくわかんないけど、可愛い店員さんいるからここにしよ」
店内を覗いてみると、可愛らしい店員さんがいました。「まさに下町系美女!」とか言って騒いでらっしゃったので、「銀座系美女よりも可愛いな」と冗談を言ってみたら、殴られました。
いざ食べてみると、やはり、下町の焼き鳥はうまい!モリモリ食べてしまいました。銀座系美女もこれには満足していたようです。いつもは2人の食事中のやりとりをあれやこれやと書いていますが、今回の主役は、僕・下町系男子、ということで、銀座系美女の視点は割愛させていただきます。
下町系男子:「砂肝すきなんだよね~。あー、あれも食べたい。これも食べたい。」
銀座系美女に下町の味を知らしめるために来たはずが、お腹が空いていたこともあり、自分ばかりがっついていました。大満足です。
帰宅後、僕は満たされたお腹に満足していました。「やきとりおいしかったなー」「そういえば銀座系美女も喜んでくれてたなー」そんなことを思い出しながら幸福を噛み締めておりました。
銀座系美女とおいしい焼き鳥を食べてから2日の時が経ち、焼き鳥の味も忘れて日常に戻りつつありました。そんな日の午後、事件は起きたのです。
下町系男子(心の声)
「なんかぼーっとするなー。なんとなく関節痛いし」
身体に違和感を感じたのはこの日の午後から。次第に体調が悪くなっていきました。そして、この日の夜には立ち上がるのも辛いという状態に陥りました。
朝目覚めると、腹痛、頭痛、腰痛、身体全身が痛みました。立つとトイレに行きたくなるし、頭もぼーっとする。なんとか起き上がって支度して電車に乗るも、1駅1駅降りてトイレに駆け込むような始末。行き先を変更して病院に向かいました。
お医者さん:「どんな症状ですか??」
下町系男子:「腹痛と頭痛と、あと、全身が痛みます。とにかくトイレにすぐ行きたくなるんです」
お医者さん:「牡蠣、焼き鳥、刺身、焼肉、、、この中のどれか最近食べました?」
下町系男子:「焼き鳥!食べました!あと刺身も焼き鳥も食べた気がします」
お医者さん:「いつごろですか?」
下町系男子:「3日前くらいですかね」
あれやこれやと尋問のように質問されること数分間。お医者さんはある結論に至りました。
お医者さん:「うん。食中毒だね!」
下町系男子:「え、まじすか!?」
実は学生時代に皆勤賞だった下町系男子は、病気というものにあまりなったことがないので、いざ宣告されると戸惑いを隠せないのです。
下町系男子:「え、食中毒って、病気ですよね!?」
お医者さん:「なにいってるんですかww もちろんです(笑)」
ああ、だからあんなに辛かったのかと納得している間に、お医者さんは『これは食べてよくて、これはだめ』というようにつらつらと説明してくれていました。
お医者さん:「お薬だすんで、あとはもう、それ飲んで身体にある菌を全部出しちゃってください」
下町系男子:「あ、はい。わかりました。ありがとうございます」
はい。そうです。あの痛み、辛さは、食中毒からくるものだったのです。
『ん、ちょっと待てよ!?』と、ここで出てくるのが『あの焼き鳥のせいなんじゃ。。。』という疑惑です。正直、他にも該当するものを食しているし、日ごろから賞味期限間際のものや、もはや切れているものを口にする習慣があるので、どれが原因なのかという特定はできませんが、あの焼き鳥も要因の1つだとはいえると思います。
そして皮肉にも、一緒に食べた銀座系美女は食中毒にはならず、ピンピンしています。つまり、下町系男子が下町の地に敗北するという大惨事を起こしてしまったということです。
まず、一番いいたいことは『下町の料理店が衛生的に悪い』という誤解をしないでほしいということ。下町であっても一等地であっても食中毒になりうるし、そもそも下町の料理店で食べたものが原因なのかもわかっていません。なので、ぜったいにそのような誤解はしないでください!
では、なぜ僕は食中毒になってしまったのか?それは『体調管理』にあると思っています。近頃追い込み気味だった僕は、ろくに睡眠時間も取らずに、食事の時間すら割いて仕事に遊びにと、活動的に動いていました。それが最大の原因だと思っています。限界を越え続けると身体にガタがくるのだということを学びました。事実お医者さんも、ストレスと疲労が原因になっているとおっしゃっていました。みなさんも、あたりまえのことではありますが、体調管理に気を配りましょう!
酒は飲んでも飲まれるな。飯は食っても食われるな。
おいしく楽しく食事することを心掛けましょう!
P.S. これを機に、食中毒に関する記事を書こうと思いました。書いたらこちらのページにも載せます。