今年も節分の時期になりました。節分と言えば、豆まきですよね。「鬼は外!福は内!」と叫びながら鬼役のお父さんに豆を投げつけるのが通例です。由来は、『魔(ま)を滅(め)する』というところからきているそうで、「今年一年不幸なことが起きないように!」という願いから豆まきをすることになったそうです。節分や豆まきに関する意味と由来は、こちら。
親父ギャグ的な意味で、魔除け効果があるため節分の日に豆まきをするということは理解していただけたと思います。私も「なんだいただのおやじギャグかい!」と思うことはありましたが、おおよそは理解しました。しかし、どうしても府に落ちない点があります。それは、「この願掛け、今の時代に合ってなくない?」ということです。
上の写真はとっても可愛らしく子供がお父さんと思われる人物に豆を投げています。とても微笑ましい光景です。
いや、、、、
待てよ、、、
これ、おかしくないですか?大の大人に向かって豆を投げつけて退散する。これは明らかに、サディスティックな暴力行為だと思います。最近、子供に戦場シューティングゲームをさせない親が増えていると話題になりましたが、仮想世界で殺戮をするよりも、現実世界での暴力の方が、サディスティックな行為ではないでしょうか。これを機に、子供が大人への反抗行為を繰り返すようになるかもしれません。暴力マシーンになりかわってしまうかもしれません。魔を滅するよりも、魔目覚めさせてしまう可能性があります。豆まき、危険です!!!
豆まきは、サディスティックな暴力行為です。しかし、こんな疑問点もあります。「豆まくだけじゃ威力弱すぎて暴力にならないんじゃね?」今度はこれについて考えていきます。
豆をまくことは危険なのか。検証してみましょう。豆をまくスローワーは子供たちです。小学1年生の軟式野球の平均球速は60キロ。対する豆の重さはせいぜい1~2g程度でしょう。野球ボールなら「痛っ!」となるくらいのスピードかもしれませんが、対象物体が1~2gとなると話は別です。おそらく「なにか当たったかな?」程度の感触くらいしか感じないはずです。
では、豆まきは危険な行為ではないのか。何度も言いますが、私は危険だと思っています。先ほどは、スローワーの投げるスピードと物体の重さのみを考慮して、”安全”という結果にいたりましたが、『どこにあてるのか』という重大なファクトを取り除いていました。『どこにあてるのか』これは非常に重要です。
実際に、豆まきの由来となった中国の言い伝えでは、投げた豆が鬼の目に入って鬼はたまらず退散した、とされています。となると、危険じゃないですか?豆。豆って目にちょうど入りやすいサイズじゃないですか?実際に豆を投げることで、鬼を倒した者もいるほどです。これは、もう、危険としか言いようがないですね。やっぱり豆まきは、サディスティクな願掛けだ!
じゃあ、どうやって、今年1年を魔から避ければいいんだい!という疑問にお答えしましょう。
結論、豆は人に向けずに投げるべし。
人に向けるから危険なんだ。目に入る可能性があるから暴力的行為なんだ。なら、人に向けなければいい。そうすれば、思うままに豆を投げ、誰一人として傷つく者がいない安心・安全の豆まきを楽しむことができる。じゃあそれはどうしたらできるんだ!?!?
お手元にある段ボールやぬいぐるみを、この”赤鬼青鬼セット”を使ってペイントしていきましょう。すると、擬人化した鬼が誕生します。一見、鬼に見えても、それはあくまで段ボールでありぬいぐるみです。思う存分豆を投げまくってもだれも傷つきません。元気な子供たちも喜びます。これぞまさに、安心・安全の豆まき。ぜひ試してみてください。
※豆をどんなに投げられても、たとえ、目の中に入れられても平気だ!という勇敢なお父さんは、ぜひご自身の体を鬼に見立ててペイントしてください。きっと無垢な子供たちから鋭い豆が飛んできます。