この世には、「高級料理しか食べたことないです~」みたいな舐めたヤツが存在する。まさに資本主義社会。下町生まれ下町育ちの私には理解しがたい世界だが、その世界観を少しでも体感するために、今回、下町代表として銀座の街へ飛び込んだ。その一部始終を紹介していきます。
銀座といえばあの人。そうです。今回も、銀座系美女が登場します。いつも私が下町系のお店を紹介しているので、代わりに銀座系飲食店を紹介してください!ということで同伴していただくことになりました。
→興味があったら読んでください。銀座系美女と私の立ち位置がよくわかると思います。
銀座系美女:
都内の大学に通う女子大生。週末はクルーザーやらリムジン女子会。食事しに行く場所は銀座。金銭感覚ぶっとび気味。インスタのフォロワー6000人越えのちょっとした有名人。
下町系男子(僕):
奨学金で大学に通うまじめな苦学生。下町生まれ下町育ち。蒲田が大好き。極端にケチ。地味でもなく派手でもなく、いわゆる普通の学生。銀座系美女と同じ大学。
2人の関係:
試験期間に真面目に授業を受けていたら、突如、とんでもなく美しい女性に「ノート、コピー取らせてもらえますか?」と、声をかけられた。僕は美人と話せてテンションが上がっていたのと、もしかしたらイイことがあるかもしれない、という柔い下心から、これまで必死に書いてきたノートを彼女に貸した。それ以来、僕と銀座系美女はそこそこ仲が良い。いわゆるパシリからのスタートで、今では少し成り上がり、普通にお友達として接している。
「銀座系の飲食店に連れてってください!」そうお願いしたことがきっかけで生まれた今回の企画。ディナーは高いからランチにしようか!というお財布に優しい提案をうけ、お昼の時間に行くことになりました。
下町系男子、銀座に上陸。はじめてきました!というわけではないが、あまり来る機会がないため戸惑い気味。銀座系美女はというと、相変わらずの遅刻。まあ、これは想定通り。指定されたお店へと向かう。
お店に到着。まず、入り方がわからん。いろいろと悩んでいると、、、
「フフ、おはよ。こっちだよ」
銀座系美女が現れました。いつもは”蒲田スタイル”という比較的ラフな格好ですが、今日はカッチリとした銀座系スタイルでした。鮮やかな服装とバッチリメイクの彼女に対して僕は、短パン白シャツに汚れたスニーカー、いつも通りのシンプルスタイル。若干の温度差を感じながらお店に入っていきました。
入った瞬間に思った感想は「どこやねんココ!」。まるで結婚式のような空間はまさに異世界。大衆料理店とは全く違いました。いきなりハイクラスすぎるところに連れて行ってもビビっちゃうかもしれないからという理由により、今回は少しハードル低めなところを紹介してもらいましたが、それでも高級感ハンパなかったです。
下町系男子:「おお、さすがにスゲーな」
銀座系美女:「なに言ってんの!まだまだだよ。このお店は蒲田で言ったら”鳥万”くらいのお店だよ」
※鳥万とは、初めて銀座系美女が蒲田に来た時に案内したお店です。一般的な大衆酒場なので初めてくる人にも入りやすいお店だと考え、連れて行きました。立場は異なりますが、いわゆる蒲田におけるハードル低めなお店です。詳しくは、こちら。
下町系男子:「下町スタイルは浮いちゃうかと思ったけど、意外とイケてない?」
銀座系美女:「まあたしかに。しかもランチだからわりと入りやすいよね。じゃあ、次はハードル高めにしようか!」
正直、銀座系ランチとはどんなもんなのか!とイメトレしていたということもあり、そこまで大きな衝撃はなかったです。しかし、『なにこれ!?』と思うことはいくつかありました。それらについて紹介していきます。
まず一番初めに目に入るのが、天井からぶら下がっているよくわからん浮遊物。なんのために設置されているのかわかりませんでしたが、1つ思ったことは、『地震とかきたら絡まりまくるんだろうな~』ってこと。あ、あと、天井めちゃくちゃ高かったです!
気になって後日HPを調べてみたら、これがまたオシャレで、『銀座に生まれた大人のための宝石箱』というコンセプトに基づいた店内装飾をしているということがわかりました。つまり、謎の浮遊物は”宝石”をイメージしているらしいです。
よくわからないままオーダーをとられ、いつの間にかメニューを下げられていたので、ランチメニューの写真を撮る暇もなかったです。以下の写真は実物ではありません。
下町系男子:「え、なんなんこのメニュー。どれ注文すればいいの?」
銀座系美女:「これはね、4つの項目の中からそれぞれ1つずつ選んで注文するんだよ」
下町系男子:「え、待って、どゆこと!?」
銀座系店員:「ご注文はお決まりでしょうか?」
銀座系美女:「はい!えーっと、オーシャントラウトのマリネ、ビーツのピューレ、、、」
ポンポン注文してらっしゃいました。慌てて僕も真似しながら銀座系美女の後に続きました。
下町系男子:「カルパッチョ、ガーデンサラダ、白桃の、、、えーっと、、、」
何を注文したのかは、全く覚えていません。ただただ、読みやすいものばかり注文しました。基本カタカタだらけなので読みにくくてしょうがなかったです。
ただでさえ異世界なのに、言葉も通じないとなれば、もうそこは外国です。基本的に店員さんがいっている言葉がわからないというある種の海外体験をしてきました。
銀座系店員:「本日のパスタは、●●を使用してる××で、△△となっております」
はい。ほぼ、わかりません。毎回食事を運んでくる際に、料理の詳細を説明してくれますが、僕は毎回最大1つのキーワードしか聞き取れませんでした。
下町系男子:「うん。ゴルゴンゾーラがかかってるのね。ゴルゴンゾーラってくさいよね。うん」
銀座系美女:「いや、ゴルゴンゾーラは脇に添えてあるだけって言ってたよwww」
下町系男子:「うん。そうともいうね。うん」
銀座系美女:「ぜったいなんも聞いてなかったじゃん(笑)」
いや、違うんですよみなさん。聞こうとしてもぜんぜん入ってこないんです。英会話で単語だけがちょいちょい聞き取れるのと同じで、僕は”ゴルゴンゾーラ”という聞いたことある単語しか耳に入ってきませんでした。英語と同じく、基礎単語の暗記は必須みたいですね。。。
銀座系のお店、あるいは、そこそこ高級なお店では当たり前なのかもしれませんが、下町育ちの僕には不思議な光景でした。腕は2本しかないのに、6本のフォークが用意されているなんて!どうやって使うんだい!
正確には、ナイフ、フォーク、スプーンの合計6本ですね。このときはじめてカトラリーは大外から使いましょう!という基本ルールを教わりました。そうなんです、僕は生粋の下町育ちで、本当になにもしらないんです。できることならみなさんからも食事のマナー等を真剣に教わりたい!
下町系男子:「なんだよこれどーやって食うんだよ」
銀座系美女:「いや、普通にたべればOKよ」
下町系男子:「普通がよくわからん(笑)」
銀座系美女:「まあ、おいしく食べれればなんでも大丈夫さ!」
下町系男子:「そだよな。胃に入れば同じだもんな」
実際に食べてみると、やはり、うまかったです。普通にウマいのヒトコト。さすがです。グルメな舌をもっているわけではないので、味の違いはわかりませんし上手いこと言えるわけでもありませんが、美味しかったです。
僕が一番気に入ったのは、これです!
名前は忘れてしまったけれど、白桃の甘味とトマトの酸味が絶妙に混じっていておいしかったです。ただ、どうやって食べればいいのかわからなくて苦戦しました。麺と一緒に白桃も食べるべきなのか、はたまたトマトも一緒に口に入れるべきなのか、、、いつもなら気にしないようなことも、銀座系飲食店に来たプレッシャーからか、気にしがちでした。
今回銀座系飲食店に初めて行きました。正直なところ、そこまで大きな衝撃はなかったです。しかし、やはり異世界なことには代わりありません。少しだけ銀座系美女が住む世界を垣間見れて楽しかったです。次回はもうちょっと攻めたお店にも紹介してもらおうと思います!
DAZZLE (ダズル)
所在地:東京都中央区銀座2-4-12 ミキモト ギンザ2 8F・9F
TEL:03-5159-0991
営業時間:【ランチ】11:30~15:00 (13:50L.I 14:00 L.O )
【ディナー】17:30~ 23:30 ( 21:45L.I 22:00L.O)
【バー】 17:30~24:00 (23:25L.I 23:30L.O)
gourmemory(グルメモリー)とは、gourmet(グルメ)とmemory(メモリー)を合わせてつくった造語で、このサイトの名前です。
人と人とをつなく最高のコミュニケーションツールは『食事』だ!と思い、このサイトをつくりました。
まぁ、そんな大層な理由は、半分本当で半分は嘘ですww
実際は、飯が好きなので、うまそうな飯について記事を書いているだけです。このサイトをみて「うわ!なにこれうまそっ!」って思う人が増えたらうれしいなって思います。
インスタもやってるので興味があったらフォローしてくださいな。